masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本空港の新旅客ビル開業 国内・国際線を一体化

熊本空港の新旅客ビル開業 国内・国際線を一体化 熊本地震7年、復興のシンボルに

熊本空港の新しい旅客ターミナルビルの開業を祝い、テープカットする熊本国際空港の新原昇平社長(左から2人目)ら=23日午前6時30分、益城町(鹿本成人)
熊本空港(益城町)の新旅客ターミナルビルが23日、開業した。
国内線と国際線のターミナル機能を一体化し、搭乗客が利用できる飲食店や土産店のエリアを拡大。
熊本地震からの復興を遂げた新ビルが、国内便や台湾行きのチャーター便を利用する多くのビジネス客や家族連れを迎えた。

午前6時過ぎに現地であった式典では、同空港を運営する熊本国際空港(同町)の新原昇平社長や周辺の首長らがテープカットして開業を祝った。
蒲島郁夫知事は「創造的復興のシンボルとなる役割を空港に果たしてほしい」と述べた。
この日は台湾航空大手のチャイナエアラインが、台北と熊本を結ぶチャーター便を運航。
到着口に横断幕が掲げられ、来熊した178人(定員180人)をくまモンらが歓迎した。

熊本空港の新旅客ターミナルビルが開業し、真新しい国内線搭乗ゲートを通過する利用者=23日午後1時ごろ、益城町(鹿本成人)
新ビルは鉄骨造4階建てで延べ床面積は従来の1・4倍の3万7800平方メートル。
総工費は195億円。旧ターミナルビルが7年前の熊本地震で被災したのを機に、建て替えを前提として2020年4月に空港を完全民営化し、翌年1月から建設を進めてきた。

保安検査後に飲食や買い物を搭乗直前まで楽しめる3階の「滞在型ゲートラウンジ」は26店舗。
このほか誰でも利用できる1階に4店舗があり、免税店を合わせると、従来より14店舗多い計31店舗となった。
熊本国際空港は今後、交流人口拡大に向けた施設整備を進める。
新ビルに隣接する2階建ての建物(延べ床面積3300平方メートル)の1階には24年秋ごろ商業ゾーンの開業を目指す。
新原社長は「コロナ禍などさまざまなことがあったが、ようやく開業にたどり着いた。飛行機に乗らない利用者も楽しんでもらえる施設を目指したい」と話した。(立石真一)