天草の海岸で30万匹の『ハクセンシオマネキ』大きなハサミを振りかざし求愛行動?国内最大級の群生地 熊本
天草地方の海岸では大きな白いハサミを上下に動かすハクセンシオマネキがユーモラスな姿を見せています。
干潟に見える白い生き物がすべてハクセンシオマネキです。
上天草市の永浦島(ながうらじま)海岸の干潟は約30万匹ものハクセンシオマネキが生息していると言われていて国内最大級の群生地となっています。
潮の引いた海岸では巣穴から出てきたハクセンシオマネキがエサをついばんだり、大きなハサミを振りかざしたりするなど普段静かな海岸も賑わいを見せていました。
ハクセンシオマネキはオスの片方のハサミが大きいのが特徴で、ハサミを動かす姿が白い扇を振りかざして潮を招いてように見えることから、その名前が付いたと言われています。
ハサミを動かす動作の詳しい理由は分かっていませんが、オスがメスの気を引くための求愛行動とも言われています。
また警戒心が強いため、動きを感じるとすぐに巣穴に戻っていきます。
巣穴に素早く入るハクセンシオマネキ
撮影したカメラマンによりますと、観察の際にはしばらく動かずにじっと待っていると、活発に動くハクセンシオマネキの姿を見ることができるということです。