masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

安倍首相の中東外交の意味

イスラム国」に日本人が拘束されてるのになぜ中東に、しかも大企業を引き連れて。
安倍首相は「2億ドルは避難民への支援だ」と釈明していたが、もはや「イスラム国」に言い訳は通用しない。
カネをバラまいただけの中東歴訪。
そもそも、安倍首相は、このタイミングで中東4カ国を訪問する必要があったのか。
ちょっと考えれば、いま中東にノコノコと出掛けて、「イスラム国がもたらす脅威を食い止める」と2億ドルのカネを出すと表明すれば、イスラム国を刺激することは容易に想像がついたはずだ。
「地球儀を俯瞰する外交」を掲げる安倍首相は、これまで50カ国以上を訪問し、毎月、外遊すると心に決めているらしいが、中東に行く緊急性はまったくなかったはずである。
実際、16日から20日まで駆け足でエジプト、ヨルダン、イスラエルパレスチナを訪ねているが、中身のある外交はゼロだった。
エジプトに430億円、ヨルダンに147億円……と、ひたすらカネを配っていただけだ。
総額2900億円である。浮かれてカネをバラまき、その結果、人質事件を引き起こしているのだから、どうしようもない。

「安倍首相は中東歴訪を中止すべきでした。いま、中東諸国は“イスラム国”を相手に必死の戦いをしている。
フランスではシャルリー紙に対してテロが起きたばかりです。
各国の首脳は正直、安倍首相をゆっくりもてなす状況ではなかったと思う。
そもそも、安倍首相は、どこまで中東外交を理解しているのか。
今回、ゼネコン、銀行、商社など46社の首脳をズラズラと引き連れていったのが象徴です。
トップセールスといえば聞こえはいいが、結局、安倍外交はカネ、カネ、カネ。
日本人2人の人質事件は、カネにものをいわせる安倍外交の虚を突かれた格好です」(天木直人氏=前出)
中東4カ国歴訪は、安倍首相が「どこでもいいから外遊に行きたい」と外務省をせっついて組んだ日程なのだろうが、人質事件を引き起こした責任をどう取るつもりなのか。