熊本県の阿蘇地方では、春の訪れを告げる草原の野焼きが11日から始まりました。
阿蘇地方の野焼きは、古い草を焼いて新しい芽の芽吹きをよくするのが目的で、草原を維持するためには欠かせない作業です。
今年最初の野焼きを行ったのは南阿蘇村の牧野で、地元の農家に加えて野焼き支援ボランティアも参加し、原野に火を入れました。
「阿蘇の景観を守る一助になればと思って参加した」(長崎県からのボランティア)
「ボランティアの方が毎年来ていただくので、非常に助かっています。
野焼きは阿蘇を守っていくためには非常に大事だと思います」(地元の人)
阿蘇地方の野焼きはこれから4月上旬まで、およそ1万5000ヘクタールの草原で行われます。