masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

絵本の時間 お風呂が楽しくなる絵本『おふろだいすき』

今朝の落合恵子さんの絵本の時間は、お風呂が楽しくなる絵本『おふろだいすき』でした。

お風呂が苦手な子はお風呂が楽しみに、お風呂が好きな子は長湯が心配になるほどさらに大好きになるかもしれません。
(作:松岡享子,絵:林明子,出版社:福音館書店


男の子のまこちゃんがひとりでおふろに入ります。
おふろに入るときは、いつもあひるのおもちゃ、プッカを連れて行きます。
まこちゃんもプッカもおふろがだいすきなんです。
まこちゃんが体を洗っていると、おふろの底からざぁーっとおおきなかめが浮いてきました。
続いてぺんぎん、あしか、かば、そしてなんとくじらまで!
みんなで体を洗って、肩までつかって50かぞえます。
「50ッ!」と大声でくじらが叫ぶと、おかあさんがやってきて、
「よくあったまった? じゃ、あがっていらっしゃい。」
おかあさんが顔を出したとたんに動物たちはお湯にもぐり、それっきりでてきませんでした。
おかあさんの広げるゆあがりタオルに飛び込み、
「ああ、いいにおい、いいきもち」


おふろで繰り広げられる、楽しいファンタジー
子どもの空想をそのまま抜き出したようなお話です。
次々におふろから現れる動物たちはみな個性的で人間味があり、名脇役を演じています。
林明子さんの柔らかな絵のタッチがおふろにぴったりです。
どんどん広がるお話ですが、あたたかいおかあさんのタオルが終着点。
温かい気持ちで読み終えることができます。