masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本市、文化財72件に被害

きょうの熊本市のお天気は、曇り時々晴れでいまいちすっきりしませんでした。
熊本の最高気温は22.8度で、益城で21.6度、南阿蘇で19.8度でした。
最低気温は熊本市で15.9度で、益城で14.3度、南阿蘇で13.6度でした。
一連の熊本地震では、11日も熊本県で震度2や1の揺れを観測する地震が、午後9時までに13回発生するなど、活発な地震活動が続いています。
でも、震度3は発生しませんでした。
熊本県大分県で震度1以上を観測した地震の回数は、4月15日から17日までの3日間はいずれも100回を超え、5月に入っても1日に30回から20回程度発生していて、4月14日以降の地震の回数は、
11日午後9時までにあわせて1387回に上っています。
さて、熊本市内の指定文化財(国登録含む)計258件のうち、少なくとも約3割に当たる72件が熊本地震の被害を受けていたことが9日、市のまとめで分かりました。



国指定重要文化財の13棟が全て被災し、石垣の崩落なども相次いだ熊本城のほか、思想家横井小楠(1809〜69)が1855年に開いた私塾「四時軒(しじけん)」(市指定)の一部倒壊や、熊本藩主細川家墓所(泰勝寺跡=国指定史跡)の大名墓などの破損も新たに判明しました。
主な被害はこのほか、
▽洋学校教師館「ジェーンズ邸」(県指定重要文化財)が全壊
▽塚原古墳群(国指定史跡)の約1600年前の三段塚古墳の頂上から大きな亀裂


▽江戸期に熊本藩の年貢米の集積拠点だった「熊本藩川尻米蔵跡」(同)の外城蔵の外壁一部剥落
水前寺成趣園(じょうじゅえん)(国指定名勝、史跡)の鳥居損壊、池の水位低下−など。
被害が大きく、観光地として知られていた文化財のほとんどは現在、立ち入り規制されている。
同課は「文化財に雨よけのブルーシートを掛けるなど、応急処置に追われている段階。
被害額は見当もつかない」と頭を抱えている。