masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本地震から1年

熊本地震の発生から14日で1年となります。
熊本県内で避難生活での体調悪化などで死亡し、いわゆる「災害関連死」と認定された人は、166人に上っていて、およそ4万7000人が仮設住宅などで避難生活を続けるなか、災害公営住宅の整備など生活環境の向上が課題となっています。
熊本県によりますと一連の熊本地震で死亡した222人のうち、倒壊した建物の下敷きになるなど直接の影響で亡くなった人は50人でしたが、その後の避難生活のストレスによる体調悪化などで死亡し、「災害関連死」と市町村から認定される人は増え続け、これまでに166人に上っています。
また、住宅の被害は全壊と半壊、一部損壊を合わせておよそ19万棟に上り、現在もおよそ4万7000人が、仮設住宅やいわゆる「みなし仮設」などでの避難生活を余儀なくされています。
こうしたなか、先月には益城町の仮設団地で、61歳の男性が孤独死とみられる状態で見つかるケースも出ています。
県によりますと、仮設住宅の入居期限が終わる来年春ごろを目標に、12の市町村で合わせておよそ1000戸の災害公営住宅が整備される計画で、住民の生活環境の向上が課題となっています。
このほか交通インフラでは、熊本市内と阿蘇方面を結ぶ国道57号線など12か所で通行止めが続いているほか、JR豊肥線南阿蘇鉄道は一部の区間で現在も運休が続いていて、運行再開の見通しはたっていません。
また、南阿蘇村と御船町のおよそ450世帯では現在も断水が続いています。
一連の熊本地震の発生から14日で1年となりますが、住民の生活再建やインフラ復旧に向けて課題は山積しています。