masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本城天守閣の最上部解体

2017年04月21日 06時00分

鉄骨が差し込まれ、復旧作業が進む熊本城の大天守。最上部を解体して再建する=20日午後、熊本市中央区
熊本市の大西一史市長は20日の定例記者会見で、熊本地震で被災し、復旧工事が進む熊本城(同市中央区)について、大天守の最上部などをいったん解体し、耐震補強して再建すると発表した。
大西市長は「一定期間外観は変わるが、より強い天守閣にしたい」と話した。
5月下旬に着手し、6月中に解体作業を終える予定。
市によると、大天守の最上部は2度の地震で屋根瓦のほとんどが落ち、屋根を支える柱も損傷した。
当初は建物を残したまま復旧する方針だったが、被害調査を進める中で解体による改修が必要と判断した。
他に、大天守の出口部分と小天守の1階部分も解体する。
熊本城総合事務所によると、最上部は展望室がある場所で鉄骨は長さ約18メートル。
内部を通っているのは東西に4本、南北に4本。
熊本市は、地震から3年となる2019年までに天守閣の復旧、公開をめざす。
バリアフリー化のために3基のエレベーターを設置する方向。
市は5月の大型連休明けから、落下物を防ぐための工事用シートで大天守全体を覆う。
シートは復旧工事の過程が見えるよう、透過性の高い素材を使用する。
=2017/04/21付 西日本新聞朝刊=