09月09日 15時29分
熊本県は全国有数のくりの産地ですが、先日の台風１０号の影響で、収穫前のくりの実が落下する被害が出ています。
熊本県南部の人吉・球磨地方では、昼と夜の寒暖差をいかし、およそ１０００軒の農家でくりづくりが盛んに行われていますが、先日の台風１０号の影響で、熟す前の実が落下する被害が相次ぎました。
このうち人吉市の有瀬英憲さんのくり園でも、今月中旬から収穫を予定していたくりの実のおよそ３割が落下したり、木の枝が折れたりする被害を受けました。
ことしの生育は順調だったということで、被害額はおよそ２００万円に上るということです。
有瀬さんは家族とともに、熟して自然に落ちた実をより分けながら収穫作業を行っていました。
有瀬さんは「全滅は免れて胸をなで下ろしていますが、年々強い台風が増えているように感じるので、今後も不安が続きます」と話していました。
