潮風に揺れるハマジンチョウのかれんな花が天草郡苓北町で見頃を迎えています。
ハマジンチョウは潮風が吹く海岸沿いに咲き、花は直径3センチほどのラッパ状で、淡い紫色の花びらの内側には濃い紫色の斑点があります。
苓北町富岡の巴崎では、熊本県内で唯一ハマジンチョウが自生していて、1982(昭和57)年に県の天然記念物に指定され、その後、絶滅危惧種にも指定されました。
現在は、苓北町の頼山陽公園や海水浴場など数カ所に観光用として植えられています。
苓北町によりますと、咲き始めは例年並みでいま見頃を迎えていて、花は3月初旬まで楽しめるということです。