masami71の日記

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真夜中の試験運行、熊本市電3両編成 市交通局、導入めざす

2021/6/15 18:43 (JST)6/16 06:55 (JST)updated
©株式会社熊本日日新聞社

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先頭車両(左)で、後続の“仮想3両編成”をけん引する熊本市電の試験運行=12日午前0時25分ごろ、熊本市東区
熊本市交通局は2024年の市電開通100年に向け、3両編成の導入を目指している。
11~12日、既存の1両編成と低床車両(2両編成)をつないで“仮想3両”を編成。
通常営業終了後の真夜中、実際の軌道上で試験運行した。
市交通局は3月、開通100年を見据えた経営計画(21~28年度)を策定。
目玉プロジェクトの3両編成は輸送力の強化が狙いだが、全長約30メートル、重量約40トンと、従来よりもサイズアップするため、停留所の改良や故障時のけん引などの課題がある。

今回の試験運行では、3両編成が事故や故障で自走できなくなった場合、別の車両でけん引できるかを検証するのが目的。合わせて終点の健軍町電停で折り返すことができるかも試した。
11日午後11時50分、試験運行の車列が中央区の大江車庫を出発。日付をまたいだ12日午前0時、東バイパスの手前で先導車両と後続車両を連結棒でつなぎ、健軍町電停に向かった。
健軍町電停でスムーズに折り返した後、市電ルートで最もこう配のきつい中央区の「大甲橋」に移動。
先導車両でけん引を試みたが坂道を上り切れず、後続車両の電気モーターを使って何とか登坂できたという。
市交通局は「健軍町電停の折り返しは問題なかったが、坂道のけん引は難しく、今後検討が必要。
3両編成の導入に向け、課題を一つ一つクリアしていきたい」と話した。(久保田尚之、河北英之)

オーストリアの首都ウィーンの道路を走る多車体連節の路面電車。【撮影:草町義和】

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