masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本地震で被害 熊本城のやぐらの石垣 解体工事が公開

09月10日 12時06分

5年前の熊本地震で大きな被害を受け、復旧工事が続く熊本城で、国の重要文化財に指定されているやぐらの石垣の解体工事の様子が報道陣に公開されました。

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10日公開されたのは、「監物櫓(やぐら)」と「平櫓(やぐら)」の石垣の解体工事です。
このうち「監物櫓」は、やぐらが傾いたり壁が崩れたりする被害を受け、今月から石垣を積み直す作業が始まっています。
工事に伴う発掘調査では、石垣の一部は江戸時代に築かれたことが特定された一方、内側からレンガやコンクリートが出てきた場所もあり、昭和以降に作られた部分もあることがわかったということです。
今月中には石垣の積み直しを終え、来月からやぐらの組み立てに取りかかる予定で、完了は再来年度の見込みだということです。
また、平櫓は石垣が地震で膨らんだり傾いたりしていて、今月下旬から石垣の解体を始め、2027年度の復旧完了を目指しています。
熊本城では、この2つのやぐらを含め13ある国の重要文化財がすべて被害を受けていて、全体の復旧までには15年以上かかるということです。
熊本城調査研究センターの小関秀典副所長は「発掘調査ではいろんな発見があり、改めて謎の多い不思議な城だと実感した。今後も復旧状況とともに新たな発見や魅力を伝えていきたい」と話していました。