2021年9月10日 19:37 現在
熊本城の未公開エリアにカメラが入りました。
その姿を日々変えながら前に進む現場には、新たな発見がありました。
うっそうと生い茂る草木の中を進みます。
ここは、熊本城の復旧工事のため休園している監物台樹木園です。
私たちが進む先に見えてきたのが、国指定の重要文化財監物櫓があった場所です。
熊本地震で外壁などに被害があったため、建物は３年前に解体。
石垣の解体を進めていると、ある発見があったといいます。
「モルタルが付着したレンガであったり、基礎に使われていたコンクリートであったりというところで、昭和に築かれたということが分かっています」（熊本城調査研究センター 嘉村哲也さん）
意外にも今見えているこの内側の石垣は、新しいものでした。
監物櫓は来月から櫓の組み立て工事がはじまり、２０２３年にはよみがえった姿を見ることができるようです。
こちらは天守閣の北東にある平櫓の石垣。
膨らんだ石垣の解体が間もなくはじまります。
現在、石垣の高さは１９メートル。
解体しながらしっかりと組み立てていく作業を、近くから見ることも出来るようになります。
