2022年2月17日 2時28分
低気圧と強い寒気の影響で、新潟県や福井県ではこの6時間の降雪量が30センチ前後と、日本海側を中心に大雪となっています。
17日は北陸や近畿北部、岐阜県を中心に短時間で積雪が急激に増えるおそれがあり、車の立往生など、大雪による交通への影響に警戒が必要です。
気象庁によりますと、日本海にある低気圧や上空の強い寒気の影響で、新潟県や北陸などを中心に雪が強まっています。
午前2時までの6時間に降った雪の量は、
▽新潟県長岡市で32センチ、
▽福井県大野市で27センチに達しています。
午前2時までの3時間の降雪量は
▽新潟市秋葉区と岐阜県白川村で13センチ、
▽兵庫県豊岡市で12センチ、
▽京都府の京丹後市峰山で11センチ、
▽鳥取市で4センチなどとなっています。
また、▽徳島市では午前2時の積雪が4センチとふだん雪の降らない西日本の平地でも積もっているところがあります。
雪の見通しは
低気圧は17日の夜にかけて新潟県付近へ南下するため、日本海側を中心にさらに雪が強まる見込みで、北陸や近畿北部、岐阜県を中心に短時間で積雪が急激に増えるおそれがあります。
また、四国や山口県、九州北部でも標高の高いところを中心に大雪となる見込みです。
17日夕方までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、
▽岐阜県で80センチ、
▽北陸と新潟県、近畿北部、山陰で70センチ、
▽東北で40センチ、
▽北海道と長野県で30センチ、
▽関東と山口県で20センチ
▽四国で15センチ、
▽九州北部で5センチと予想されています。
さらに、18日夕方までの24時間には
▽岐阜県と新潟県、関東北部で40センチから60センチ、
▽近畿北部と長野県で30センチから50センチ、
▽北陸で20センチから40センチの雪が降る見込みです。
北陸 岐阜 近畿北部周辺 総降雪量多く
低気圧の動きが遅いため、北陸や岐阜県、近畿北部周辺では雪雲が同じようなところに繰り返し流れ込む見込みで、18日にかけての降雪量が今シーズンで最も多くなる可能性もあります。
日本海側では18日にかけて風が強く、見通しが悪くなるところもあるほか、北陸や新潟県、近畿、中国地方の海上は大しけやしけが続く見込みです。
さらに、大気の状態が不安定となるため落雷や突風のおそれもあります。