熊本日日新聞 | 2022年03月26日 21:41
県内のまん延防止等重点措置が解除されて初の週末となり、にぎわう下通アーケード＝26日午後7時55分ごろ、熊本市中央区（石本智）
熊本県内に60日間にわたって適用されていた新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」解除後初の週末となった26日夜、熊本市中心部の繁華街は会食や買い物を楽しむ人たちでにぎわった。
県認証店の居酒屋「麦うさぎ」は午後7時ごろ、半分くらいの込み具合。
前夜の金曜は一時ほぼ満席となり、通常の週末の7割まで客足が戻った感覚という。
店長の永瀬啓勲［あきのり］さん（41）は「不安だったが、希望が見える結果で良かった。通常営業できる喜びをかみしめ、感染対策をしっかり取って、おいしいものを提供したい」と意気込んだ。
同僚7人と送別会で来店した会社員の男性（23）は「数カ月前から集まることができるタイミングをうかがっていた」と、重点措置の解除を歓迎した。
下通アーケードでは、買い物袋を提げた家族連れや若者たちの姿が目立った
。24日に大学を卒業したばかりの女性（22）は「思い通りには思い出がつくれない大学時代だった。今日は思う存分、楽しみたい」と笑顔で友人たちとカラオケ店に入った。（野村拓生）
