masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

19億円の一大事業 「残された花き」はどこに行くのか?

19億円の一大事業 「残された花き」はどこに行くのか? くまもと花博

5月22日の熊本市中心部のアーケード街。皆さんが並んでも もらいたかった物。
「くまもと花博」を彩った花々です。
その「花博」が22日、閉幕しました。

22日 午後4時半すぎ。熊本市中央区の新市街アーケードにはコロナ禍で見ることも減った「大行列」。


多くの人がアーケード一杯に蛇行しながら列を作っています。
その目的は「花博」の一環でアーケード内に造られた「花のトンネル」で使用した「花き(かき)」の配布です。

花のトンネル

これだけの人を魅了する「花のチカラ」。
熊本で36年ぶりに開催された国内最大級の花と緑の祭典「花博」は、22日が最終日でした。

記者
「くまもと花博もきょう(5月22日)が最終日です。街なかエリアにある大花壇では多くの人で賑わっています」

熊本市内の3つの会場で展開された「花博」そのうちのひとつ「街なかエリア」と呼ばれた花畑広場の大花壇
(だいかだん)では、閉幕を惜しむ声が聞かれました。
訪れた人

「寂しいですね ずっとあってほしいです」
「ちょっと忙しくて、きょう初めて来ましたが、こんなに素晴らしかったら早く来てみたかった」

総事業費19億円の一大事業を終えた熊本市の大西市長は5月22日の閉会式で次のように話しました。
熊本市 大西一史市長
「毎年毎年、何らかの形でみなさんが花や緑に親しむような機会を作ることができればと思っています」

市長はすでに先を見据えましたが、実行委員会にはまだ大きな仕事が残っていました。
閉会式からおよそ9時間後の5月23日午前0時。
昼の賑わいから一転、人通りはほとんどない中、始まったのは…花畑広場の大花壇で行われた花の撤去作業です。

この大量の「花き」一体、どこへ行くのか。
熊本市 全国都市緑花くまもとフェア推進室 西村和也さん
「公共施設での配布と一般の方の配布を予定しています」

西村さん
そのほとんどを無料で配布するといいます。
5月23日、午前9時。花畑広場には配布することを知っていた市民の姿が。
また小学校の関係者も…。

小学校関係者
「花博があっていたので、この綺麗な花を見てこれで終わりではなく(子どもたちに)この後のことに活かしてもらいたい」
子どもたちに活かしてもらいたい