masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

地べたを這うような阿蘇の噴煙



熊本からの最後の映像は13日朝の阿蘇・中岳です。
いつもとはだいぶ様子が違っていました。
現在噴火警戒レベル1の阿蘇中岳。第一火口から出る噴煙は通常下から上に昇り、
上空の風向きによって風下側に流されます。
ところが13日朝はまるで地べたを這うように横へと進み、火口北側は北西方向に流れて杵島岳を越え、南側は南西方向へ流れて烏帽子岳に向かっているように見えます。
13日朝は晴れて地表の熱が奪われる放射冷却が強まったことで、気温が上空に向かって高くなる「逆転層」が生まれたため、噴煙が昇れなかったとみられます。
阿蘇火山博物館によりますと、噴煙が地べたを這うような状況は珍しく、1年に数回程度しかないということです。
昼ごろからは通常の姿に戻っていました。