2019年04月19日 17:52 現在
阿蘇中岳で１９日朝、再びごく小規模な噴火が発生しました。
火口内で、灰色の噴煙が上がる様子が確認できます。
気象庁によりますと、阿蘇中岳第一火口で１９日午前８時２４分に噴火が発生し、噴煙は火口から５００メートルの高さに達したということです。
その後、噴火は観測されていません。
火口では夜間に火口の底の一部が赤く見える赤熱現象が起きていて、こうした現象が観測されたのは２０１４年７月以来だということです。
中岳の火山活動について、今後の見通しを気象庁に聞きました。
「地下のマグマだまりが膨張するような傾向がわずかに認められ、今後も小規模な噴火が起きるおそれはあるが、すぐに大きな噴火につながる兆候ではない」（気象庁・阿蘇山火山防災連絡事務所）
１９日の噴火も今月１６日に起きた噴火と同じ規模で、噴火警戒レベルは２のままです。
火口周辺およそ１キロメートルの立ち入り規制などを守っていれば問題ないということです。
