07月26日 17時10分
26日午前、阿蘇山で小規模な噴火が発生し、噴煙が火口から最大で1600メートルの高さまで上がりました。
気象台は、噴火警戒レベル2の火口周辺警報を継続し、火口からおおむね1キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
福岡管区気象台によりますと、26日午前7時57分からおよそ6時間にわたって、阿蘇山の中岳第一火口で小規模な噴火が発生し、灰色が混じった噴煙が火口から最大で1600メートルの高さまで上がりました。
この噴火に伴い、阿蘇山の北側の南小国町から北東側の大分県九重町にかけて、うっすらと積もる程度の少量の火山灰が確認されたということです。
阿蘇山の噴火はことし5月31日以来で、噴石は観測されませんでしたが、火山性微動の振幅は25日夜から26日朝にかけて一時的に大きくなったということです。
気象台は、噴火警戒レベル2の火口周辺警報を継続し、火口からおおむね1キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。