阿蘇中岳第一火口の先月の火山活動は、23日に噴火警戒レベルが火口周辺への立ち入り規制を示す「2」に引き上げられたあとも火山ガスが多い状態が続いていて、気象台は中岳第一火口からおおむね1キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
阿蘇山の中岳第一火口では、去年12月ごろから火山ガスの放出量が増加し、先月23日の現地調査では2000トンとなったほか、地下にマグマだまりがあると考えられている場所で膨張を示す地殻変動が認められたことから、福岡管区気象台は先月23日、噴火警戒レベルを阿蘇山の火口周辺への立ち入り規制を示す「2」に引き上げました。
気象台が発表した先月の阿蘇山の火山活動の解説によりますと、その後も火山ガスの放出量は1300トンから1700トンで推移していて、多い状態となっているということです。
また、火口カメラの映像で、火口の南側の火口壁が熱せられて赤く光る「赤熱」が観測されています。
一方で、地下の熱水やマグマの動きを示すとされる火山性微動の振幅については、先月中旬以降、おおむね小さい状態だったということです。
気象台は中岳第一火口からおおむね1キロの範囲で噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するとともに、自治体の指示に従って危険な地域に入らないよう呼びかけています。
熊本のニュース