地震被災の熊本城 復旧工事が１５年遅れに【熊本】
11/22(火) 19:17配信
熊本県
熊本地震で被災した熊本城の復旧工事が当初の予定より１５年遅れる見通しとなった。
熊本市の大西一史市長は会見で復旧工事の完了が２０５２年度に延期になるとの見込みを明らかにした。
熊本城をめぐり、熊本市は２０１８年３月に復旧基本計画を策定し、２０３７年度まで２０年の計画で復旧工事を進めていた。
しかし石垣の復旧方法の検討に時間がかかるなどとして、工事完了が当初の計画より１５年遅れる見通しだと発表した。
■熊本市・大西一史市長
「標準工期というのはこのくらいでいけるよとある程度の計画を策定していたが、実際にやってみると時間がかかる。特に石垣の復旧設計は非常に時間がかかる」
大西市長によると、新たな計画では２０３２年度に宇土櫓と本丸御殿の復旧を完了。２０４２年度に本丸、飯田丸、竹の丸エリアなど主要区域の復旧を終えたあと特別見学通路を撤去し、そのほかの石垣の修復を経て２０５２年度にすべての工事が完了する予定だ。
計画の見直しは１２月７日に検証委員会で審議される。復旧完了を延期するとの発表に、
