多くの初詣客でにぎわう加藤神社＝1日午前10時半過ぎ、熊本市中央区（谷川剛）
新年を迎えた1日、熊本県内の神社や寺院には多くの初詣客が訪れ、一年の健康や家内安全を願った。
熊本市中央区の加藤神社は午前10時半ごろから参拝客であふれ、参道から拝殿前まで長い列ができた。
境内には屋台が並び、温かいぜんざいを冷ましながら食べる参拝客の姿もあった。
妻と訪れた会社経営の男性（52）＝南区＝は「家族の健康と、経営する建築会社の繁栄を願った」と笑顔。
友人と5人で訪れた崇城大薬学部5年の女子学生（23）＝合志市＝は「薬剤師の国家試験が近づいており、今年は勉学に励む一年にしたい」と意気込んだ。
加藤神社によると、元旦は新型コロナウイルス禍前と同水準の約25万人が訪れた。
出水神社（中央区）にも昨年より1万人増の約3万人が参拝。
藤崎八旛宮（同区）は「参拝客の集計はしていないが、コロナ禍前よりも多かったのではないか」と話した。（伊藤恩希）
