新型コロナ、熊本県内で減少 「5類」移行後で初 県感染症情報
熊本日日新聞 | 2023年8月11日 09:24
熊本県は10日、新型コロナウイルスの感染者が7月31日~8月6日の1週間に、県内80定点医療機関から1793人報告されたと発表した。前週から180人減り、感染症法上の位置付けが5月に「5類」へ移行後、初めて減少した。
1定点当たりの報告数は22・41人。保健所別では有明42・13人、天草33・14人、水俣26・67人の順に多い。年代別では10歳未満が337人と最も多く、10代251人、40代231人と続いた。
県は、お盆期間中の新型コロナに対応する医療機関リストをホームページで公開。通常700機関ほどだが、15日までは426~53機関に減少する。基本的な感染対策の徹底や、症状が軽い場合は平日に受診するよう呼びかけている。
同じ80定点のインフルエンザも7週ぶりに減少に転じ、前週比289人減の418人だった。人吉が警報レベルにある。
乳幼児に多い夏風邪のヘルパンギーナは、菊池と八代、有明、天草が警報レベル。全数報告分は梅毒が4人、結核と日本紅斑熱、エイズ(後天性免疫不全症候群)が各1人だった。(清島理紗)