インフルエンザ、前週より増加 菊池で注意報レベルに 新型コロナも増加傾向続く 熊本県感染症情報
熊本日日新聞 | 2023年5月25日 19:10
熊本県は25日、新型コロナウイルスの感染者が15～21日まで1週間に、県内79の医療機関から182人報告されたと発表した。前週から19人増え、緩やかな増加傾向が続いている。
1医療機関当たりの報告数は2・30人（前週2・06人）。
前週の全国平均値2・63人を下回った。保健所別では人吉6・80人、天草4・43人、有明3・25人の順に多かった。
熊本市は1・76人。
年代別は10代が42人と最多で、50代24人、10歳未満23人と続いた。
インフルエンザの報告数は241人で前週より26人増加した。
菊池保健所管内は1医療機関当たりの報告数が10・25人と、注意報レベルの基準（10人）を超えた。
県全体では10歳未満の報告が140人と約6割を占め、学級閉鎖も相次いでいる。
県健康危機管理課は「ゴールデンウイーク明けに運動会など学校行事が本格化し、インフルエンザが校内で広がっていることも考えられる。
手洗いや換気など、場面に応じた感染対策をとってほしい」と呼びかけている。
全数把握分の疾患では、結核と梅毒が各2人報告された。
日本紅斑熱とエイズ、侵襲性肺炎球菌感染症、百日ぜきが各1人だった。（志賀茉里耶）
