豪雨被害乗り越え シンデレラ太秋 収穫始まる 熊本
益城町の果樹園では、太秋柿の収穫が始まっています。
（福馬果樹園 福馬盛寛社長）「猛暑が続いたので、例年に比べてちょと遅いかなというくらいです。ただここ１週間で、やっと夜の温度も下がって、昼と夜の寒暖差がでてきたので、全体的に収穫量も良い方だと思います」
たわわに実った太秋柿は、福馬果樹園で作られている「シンデレラ太秋」。高いものは、１玉１０００円以上の値がつく高級柿です。
暑さの影響も少なく、無事に実りの秋を迎えた福馬果樹園ですが、実は今年の収穫は一筋縄ではいかなかったそうです。
７月に益城町を襲った豪雨。線状降水帯が発生し、１時間に８０ミリを超える猛烈な雨で、木山川、岩戸川が氾濫。福馬果樹園も被害を受けました。
（福馬社長）「ハウスが膝くらいまで浸水して、ボイラーが浸かったりとか。ハウスなので、温度から水から肥料体系から全部管理しているところなので、どういった影響があるのか不安はありました」
幸い川から流れてきた泥の量も少なく、地域の仲間達に助けてもらいながら、無事に収穫にこぎつけました。
（福馬社長）「数が少し減ったくらいで、物自体に問題はなかったです、良いものはできています」
豪雨を乗り越え、この連休も仕事に追われた３日間。それでも、消費者の喜ぶ顔を見るために収穫を続けます。
（福馬社長）「今年もたくさんの苦労を乗り越えて、おいしい柿を作ることができました。インターネットや直売所で販売しているのでみなさん来てください」
2023/10/09のニュース
