masami71の日記

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流派超えた80人優雅に舞う 県劇で「日本舞踊 伝承の会」

流派超えた80人優雅に舞う 県劇で「日本舞踊 伝承の会」
熊本日日新聞 | 2023年10月22日 20:05


56人が華やかに舞った創作舞踊「ゆれる灯映り-山鹿灯籠おどり-」=熊本市中央区

56人が華やかに舞った創作舞踊「ゆれる灯映り-山鹿灯籠おどり-」=熊本市中央区
 県内の日本舞踊家らが流派を超えて一堂に集う「日本舞踊 伝承の会」が22日、熊本市中央区の県立劇場で開かれた。各流派から6~90歳の舞踊家約80人が参加し、常磐津や長唄、清元などを披露した。

 熊本の日舞界で一つの舞台をつくりたい、との声に応える形で熊本地震の復興支援を目的として2018年に開催。今回が5年ぶり2度目の公演となった。

 19歳以下の子どもたち27人による大和楽「花姿-肥後六花より-」では、扇子を使って花びらが舞うような動きを表現。一糸乱れぬ舞で武士のような力強さも織り交ぜ、「肥後椿[つばき]」「肥後菖蒲[しょうぶ]」などそれぞれの花のイメージに合わせて、しなやかに舞った。

 創作舞踊「ゆれる灯映[ひうつ]り-山鹿灯籠おどり-」では、華やかな衣装をまとい金灯籠を頭に乗せた踊り手56人が登場。ところどころに「よへほ」の声が入った美しい調べに合わせて優雅に舞い、幽玄の世界を繰り広げた。(緒方李咲)