熊本 八代地域の特産「晩白柚」出荷が最盛期
12月08日 11時41分
熊本県八代地域の特産のかんきつ類、「晩白柚(ばんぺいゆ)」の出荷が最盛期を迎えています。
「晩白柚」は、「世界最大級のかんきつ類」と呼ばれていて、熊本県の八代市と氷川町では86軒の農家が栽培し、生産量は全国のおよそ9割を占めています。
先月中旬から始まった出荷が最盛期を迎えていて、8日も八代市内の選果場に収穫された「晩白柚」が次々と持ち込まれました。
大きいもので直径が20センチ、重さは2キロを超えるものもあります。
専用の機械で4種類の大きさに選別したあと、表面の傷や色むらがないかなどを確認し、基準をクリアした「晩白柚」を手際よく化粧箱に詰めていきました。
JAやつしろによりますと、ことしは天候や災害の影響もなく順調に生育したということで、甘みと酸味のバランスが良い上々の出来だということです。
出荷は来年3月上旬まで続き、主に贈答用として関東や関西を中心におよそ400トンの出荷を見込んでいるということです。
JAやつしろ果実選果場の稲田豊和場長は「天候にも恵まれておいしくできています。手に取って香りを楽しんでから味わっていただきたいです」と話していました。