11月28日 16時17分
熊本県八代地域の特産の果物、「晩白柚」の出荷が始まりました。
晩白柚は、「世界最大級の柑橘類」と呼ばれ、大きいものでは２キロ以上の重さに成長します。
ＪＡやつしろ管内の八代市と氷川町では、９０軒の農家が晩白柚を栽培していて、八代市内のＪＡの果実選果場では、２８日から選果と出荷の作業が始まりました。
朝、およそ３３００玉が農家から持ち込まれ、機械で４種類の大きさに分けられたあと、ＪＡの職員と生産者が表面に傷がないかなどを調べたうえで、合格したものを出荷用の箱に詰めていきました。
ＪＡやつしろによりますと、ことし７月の豪雨やその後の猛暑による影響はほとんどなく、味も見た目も良好な出来だということで、およそ２８万玉の出荷を見込んでいるということです。
ＪＡやつしろ営農部の稲田豊和さんは「とてもおいしい晩白柚ができているので、ぜひ多くの方々に香りと味を楽しんでもらいたいです」と話していました。
晩白柚の出荷は、来年３月上旬まで行われ、全国各地に向けて発送されます。
