ＪＡＬ機炎上、衝突した海保機から機長は脱出…残る乗員５人の安否を確認中
2024年1月2日（火）19時2分 読売新聞
滑走路内で炎上した旅客機（２日午後６時４３分、羽田空港で）＝若杉和希撮影
２日午後５時５５分頃、東京都大田区の羽田空港Ｃ滑走路で、航空機が炎上したと東京消防庁に通報があった。同庁などによると、滑走路上で、着陸しようとした日本航空の旅客機と離陸準備中の海上保安庁の航空機が衝突した。
国土交通省などによると、日航機は新千歳（北海道）発羽田行き５１６便。午後４時２０分頃に出発し、同５時４６分に到着する予定だった。日本航空関係者によると、乗員１２人、乗客３６７人の計３７９人は全員脱出したとの情報があるという。
政府関係者によると、日航機と衝突したとみられるのは、海上保安庁羽田航空基地所属の「ＭＡ７２２」ボンバルディア社製の機体だという。東京消防庁などによると乗員は６人で、自力で脱出した機長はけがをしている模様。同庁が残る５人の安否の確認を進めている。
この事故を受け、羽田空港の滑走路は全て閉鎖された。
ＮＨＫのテレビ映像では、日航機が空港に着陸すると同時に炎が上がり、炎上したまま滑走路を進む様子が確認された。同便の機体は停止後も後部から黒煙が上がり、機体の中からも炎が上がる様子が見られた。
周辺には多数の消防車が駆けつけ、東京消防庁が消火活動に当たっている。
