masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

早朝の滑走路、500人駆ける 阿蘇くまもと空港でマラソン

早朝の滑走路、500人駆ける 阿蘇くまもと空港でマラソン 新旅客ターミナルビル開業記念

熊本空港マラソンで、駐機された飛行機を背に走るランナーたち=27日午前4時50分ごろ、熊本空港(上杉勇太)
 新旅客ターミナルビルの開業を記念した「熊本空港マラソン」が27日、熊本県益城町の同空港で初めて開催され、約500人が発着前の早朝の滑走路を駆け抜けた。

 3月にリニューアルした空港を身近に感じてもらう目的。民間企業でつくる実行委によると、長さ3千メートル以上の運用中の滑走路を走ることができるのは全国で唯一。先着順だった募集は一日で定員に達した。

 参加者は、厳しい持ち物検査を経て、滑走路に足を踏み入れ、まだ薄暗い午前5時ごろ一斉にスタート。誘導路灯などで照らされた滑走路を周回する10キロのコースに臨み、スマートフォンで写真を撮ったり、手を翼のように広げたりしながら気持ちよさそうに走った。

 男子の部は公務員の西原大賀さん(24)=熊本市、女子の部は会社員の村田夏希さん(40)=同市=がそれぞれ優勝し、副賞の往復航空券を受け取った。

 ランニングサークルの仲間と参加した主婦(64)=同市=は「普段は入れない滑走路で飛行機の気分になれた。みんなで横に広がって走れたのが新鮮」。会社員の男性(56)=八代市=も「日が昇る阿蘇に向かって走るのは爽快だった」と喜んでいた。(石井颯悟)