「ブルートレインたらぎ」宿泊者4万人目！ 熊本・多良木町 開業13年半、コロナ禍乗り越え
熊本日日新聞 | 2024年2月21日 19:01
4万人目の宿泊者となり、吉瀬浩一郎町長（左）から記念の特産品を受け取った男性＝16日、多良木町
熊本県多良木町の簡易宿泊施設「ブルートレインたらぎ」の宿泊者数が16日、4万人に到達した。4万人目となったのは、経営診断事務所代表の男性（62）＝熊本市＝で、吉瀬浩一郎町長が記念品を贈った。
ブルートレインたらぎは、町が2009年まで東京－熊本駅間を走っていたJRの寝台特急「はやぶさ」の客車3両をJRから購入。10年7月、くま川鉄道多良木駅近くに宿泊施設として開業した。48人が宿泊でき、年間約3千人が利用している。
新型コロナウイルス禍や、熊本豪雨によるくま川鉄道の部分運行の影響を受けながらも、13年半で「宿泊者4万人」を達成した。
仕事で週2回ほど人吉球磨地域を訪れるという男性はブランド米「こめたらぎ」とドレッシングを受け取り、「鉄道が好きなので、泊まる時は毎回ワクワクする。これまでに5回以上宿泊しているが、まさか4万人目の節目に当たるとはびっくり」と喜んでいた。（井田真太郎）
