masami71の日記

熊本市在住の68歳の年金暮らしです

車窓家族 作:高田 郁(カオル)

今日は梅雨とは思われないくらいに晴れてます。
低気圧と前線の影響で、関東地方を中心に7日未明も大雨が続き、
各地で崖崩れなどの被害が出てるみたいですね。
今朝のラジオ文芸館は 「車窓家族」作:高田 郁(カオル) 
他人様の部屋をのぞくのはどうかと言う人もいますけど、
ここでは、それは別に置いて・・・

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「車窓家族」作:高田 郁(カオル) 
大阪と神戸を結ぶ私鉄電車は、さまざまな乗客を運ぶ。
彼らが気にしているのが、線路沿いの古アパートに住む老夫婦の存在だ。
火灯し頃になると、その部屋からは夫婦の倹しい暮らしぶりが浮かび
上がって見えた。
ある日、信号待ちで停車した電車の乗客たちは、老夫婦の一室に
灯りがついていないことに気づく。
心配の言葉を交わす乗客たちが、動かない電車のなかから見たものは…。
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丁度電車が停止する沿線に、2階建ての文化アパートがあります。
6戸建ての2階の真ん中に老夫婦が住んでました。
電車の乗客から老夫婦の姿は、照明に浮かびあがり丸見えです。
2人が食べたり話したり、妻が夫の肩をたたいたりしている姿は、乗客に
ほのぼのしたものを与えずにはいられません。
関西の会社に就職3年のり「ゆういち」は、東京で生れ育って、関西は
はだに合わないで不平不満だらけです。
でも老夫婦を見てり「ゆういち」の怒りがゆるんできます。
また浪人生「しょうた」は今風の若者で、髪を染め、ピアスをし、どくろのベルトをしたチャラチャラした風貌で、礼儀知らずな感じでしたけど、
やはり老夫婦が気になってました。
おでんらしきものを食べているのを見て、ギュルリ・グーとおなかが
鳴ってしまいました。
となりの50代の 「こういち」もやっぱりおなかが鳴ってしまいます。
お互いけむたいような存在なのに、「ゆういち」と「こういち」はおなかの虫が鳴って、通じあってしまいました。
60過ぎても公証役場で働いている「みつこ」は、電車の窓に映る自分の姿はもう老女だなと確認する。
老夫婦に親しみを感じつつ、40代で心筋梗塞で逝ってしまった、夫を思いだし、「スクリーン」の老夫婦を自分たち夫婦に置き換えて眺めています。
他にも30代OLの「まりえ」も老夫婦が気になってました。
そんなある日に、いつも灯ってる老夫婦の部屋が真っ暗でした。
いつも眺めている5人は、なぜか気が気でなりませんでした。、
もしかしたら病気かも。
ところが、次の日、電車が不具合で長く停車してる最中に、やはり、電灯が点いてないのを5人は心配します。
そこへ電灯が点き、脚立の作業員が見えて、電気が故障してたのだと知りました。
たった2日電気が消えていただけで、5人はみな老夫婦のことを心配していたことが分かり、気持ちが通じ合って いたことを確認しあいました。
電気が故障して、暗かっただけだとわかり、皆ほっとして、それぞれの道へ、別れて去って行きます。
その時、「しょうた」は受験なので、髪を黒くしていた。