masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

重松 清作 「目には青葉」

さて、昨日はいつものとおり「ラジオ文芸館」の放送がありました。
重松清:作 ツバメ記念日の中の「目には青葉」の朗読でした。

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「36歳・独身」の和生は、ある決意を持って日曜日の朝を迎えた。
職場で知り合い、6年間つき合って来た(と思っている)翠に結婚を申し込もう
と決めたのだ。
ことの発端は「カツオ」だった。
料理が苦手でお取り寄せの好きな翠が「カツオのたたき」と「カツオ一尾」を
間違えてオーダーしてしまったのだ。
「どうしようか」とかかってきた電話に「まかせろ」と和生は大見えを切った。
「自炊歴は長い。カツオのたたきは料理の初歩の初歩だ」と。かくして翠はカツオを
持って初めて和生の家に来ることになる。
和生はこの機会に思い切って前から買ってあった指輪を渡そうと思うのだが・・・。
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多分、これは、なかなかプロポーズしない和生に、葵は業を煮やし「カツオ」を
口実に和生の家に押しかけたのでしょうね。
そして、プロポーズされて返事を迫られてると言って、葵は和生の本心を問いただし
たかったのに・・・・和生は意気地なしでしたね。
葵は「結婚しよう」と言う和生の言葉を聞きたかったのに・・・
ま、和生の心情も手に取るようにわかりますね。
でも、近くの公園にブランコがあって良かったですね。
葵は和生が家から出て来るのを待ってたのでしょう。
ブランコに乗ると人は開放感に浸ることができますね。
和生の心が開放されて、葵にプロポーズができて良かったですね。