masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

阿蘇中岳火口底に「火口丘」 噴火から3カ月

今朝は曇り空で最低気温は3.2度で、特に冷え込むような寒さではありませんでした。
阿蘇市で氷点下0.9度、南小国で氷点下1.2度、あさぎり町で1.8度、菊池市で0.5度でした。
南小国町が一番寒い朝になりました。
先週金曜日からの阿蘇中岳第一火口について、気象台は、火口付近での現地調査の結果、大きな鳴動とともに火山灰や噴石が噴出するなど、活発な活動が続いているとして注意深く監視を続けています。
福岡管区気象台によりますと、阿蘇中岳第一火口は午後3時の時点で、噴煙の高さが火口から400メートル上がり、南東に流れているのが観測されました。
一方、先週金曜日から23日までの活動について、金曜日に現地調査を行った結果、火口から大きな鳴動とともに火山灰を噴出し、時折、火口の内側で噴石が飛んでいるのが確認されました。
また、これまでの噴火活動で火山灰や、スコリアと呼ばれる溶岩が固まった小さな噴石が堆積し、火口中央部から南側へおよそ400メートルの場所で計測したところ、およそ26センチ積もっていたということです。
阿蘇中岳第1火口の底にできた火口丘=20日(福岡管区気象台提供)



また、阿蘇中岳第1火口の底に、すり鉢状の火口丘[きゅう]ができたことが23日までに、福岡管区気象台の調査で確認された。
噴火が始まって25日で3カ月となり、火口内部に噴石が降り積もってできたとみられる。
20日に第1火口を調べた気象台によると、火口丘の頂上付近は第1火口の縁から約110メートル下で、直径は約100メートル。
くぼんだすり鉢状の底に火山灰や噴石が噴き出す「火孔」がある。
阿蘇村の京都大火山研究センターが砂千里に設置している地震計で噴火開始後、活動に伴って起きる微動に特徴的な周期を観測。
微動の振幅は数日から十数日の間隔で徐々に大きくなり、揺れの速さが毎秒0・03ミリ前後まで達すると急に小さくなり、その周期を繰り返している。
同センターの大倉敬宏教授は、このような周期が現れる理由の一つとして「火道(噴出物の通り道)ができ、流れがよくなると振幅が小さくなり、新たな火道ができ始めると再び振幅が大きくなっていくのではないか」とみている。