masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本地震、きょう1カ月 県史上最悪の災害

熊本地震の発生から1カ月を迎える益城町
倒壊家屋のがれきは、あちこちに今も残ったままだ=13日午後、同町宮園(大倉尚隆)

熊本県はきょう14日も晴れて朝から強い日ざしが照りつけ、気温が上がりました。
各地の最高気温は、熊本市で30度5分、菊池市で30度4分、山鹿市で30度2分と3地点でことし初めて真夏日を観測したほか、益城町にある熊本空港で29度3分、南阿蘇村で28度8分などと広い範囲で7月並みの暑さとなりました。
熊本地震は発生から14日で1カ月。地震による死者は49人で、行方不明者は1人。
避難生活で体調を崩すなどした震災関連死の疑いのある人も19人に上りました。
公共土木施設や農林水産関係の被害は、現時点で3千億円を超え、県の災害史上最悪となっている。
4月14日の前震以降、震度1以上の地震は1400回を超え、地震の数は次第に減る傾向にあるものの、14日も熊本県で震度3の揺れを2回観測するなど活発な地震活動が続いています。


避難者は4月17日に最大18万人を超えた。
13日現在で、1万477人が県内244カ所の避難所で不自由な生活を強いられている。
今回の震災の特徴である「車中泊」の避難者数などは、つかみきれていないのが実情です。

「不安」今も車内で 益城町で780人超 えています。
震度7地震を2度観測した熊本県益城町では、自宅の倒壊や余震への不安で家に帰れず、車の中で寝泊まりを続けている人が、13日の時点で少なくとも782人に上っています。

住宅被害は13日の集計で約8万棟に上る。民間賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設住宅」などの申請に必要な罹災[りさい]証明書の発行は12日現在、30市町村で約9万8千件を受け付けたが、交付済みは21市町村の約2万8千件にとどまっている。
道路や橋など公共土木施設の被害額は、県や市町村が管理する分だけで少なくとも1710億円。
このうち橋が498億円、公園が362億円、道路が355億円などとなっている。
水道などの環境生活関係の被害も170億円に上る。
農林水産関係は、5月1日時点の1022億円からさらに増え、1345億円(13日現在)で過去最多。
阪神大震災の1181億円、新潟県中越地震の1305億円を既に上回った。
国関係の施設や民間施設、経済分野などの被害額は算出できておらず、被害総額の確定はまだ見通せない。
熊本地震取材班)