masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本城 監物櫓と平櫓、解体

物櫓と平櫓、解体へ 23年にも復元 熊本城保存委

解体が決まった監物櫓。監物台樹木園の北側にある=熊本市中央区
解体される国重要文化財の平櫓。県伝統工芸館の辺りから見ることができる
熊本市は25日の特別史跡熊本城跡保存活用委員会の文化財修復検討部会で、熊本地震で被災した城内の国重要文化財「監物櫓[けんもつやぐら]」「平[ひら]櫓」を解体・復元すると報告した。
櫓を支える石垣を修復する必要があり、建物自体も大きくゆがんでいるという。
また、小天守の最上階である4階部分の解体も了承された。
監物櫓は監物台樹木園の北側、平櫓は県伝統工芸館そばにある。


市と文化庁によると、ともに櫓を解体しなければ修理ができない。
石垣は上部の石が落ちたり、膨らんだりしている。
来年度に解体を始め、2023〜27年度に復元する見込み。



天守の4階部分は耐震性を高めるために解体し、軽量化して再建する。
市によると、現在よりも3割ほど軽くなるという。
工期は未定。小天守は既に1階部分を解体している。
委員からは「監物櫓の石垣は一見ダメージが少ないように見えるが、こういう所が一番心配。定点観測を続けて」「復旧の過程を見せるのは大変いいことだが、何を見せるのか具体的に考えてほしい」などの意見が出た。
部会は学識者12人で構成。この日は市教育センターで本年度3回目の会合を開いた。
次回は来年2〜3月の予定。(飛松佐和子)
(2017年12月26日付 熊本日日新聞朝刊掲載)