県内高校でマスク姿の卒業式
2020年03月01日 17:02 現在
新型コロナウイルスの感染拡大を警戒しながら県内の公立高校などで1日、卒業式が行われました。
マスク着用が徹底された卒業式。熊本市の県立熊本西高校では出席者を卒業生とその保護者だけに限定しました。
式では柿下耕一校長が在校生が出席できなかったことに残念と触れ「環境の変化が激しい時代には価値観や人生観が重要になる。皆さんの思いがこれからを変えていく」と卒業生を激励。
これに対し卒業生代表の濱崎ゆきのさんが3年間を振り返り感謝を述べました。
「またいつか変わらぬ笑顔で再会できることを心から願っています」(卒業生代表濱崎ゆきのさん)
玉名高校でも卒業生と保護者たちだけが出席し在校生のいない卒業式です。
「仰げば尊し」など卒業式を彩る歌を割愛するなど、時間を短縮しての式となりましたが、学校関係者などが精いっぱいの拍手で卒業生の門出を祝いました。
「(在校生と)最後に会ったのが結構前なのでお別れ会とか無くなって悲しいなと思います」(卒業生)
県教育委員会などによりますと県内の公立高校などでは約9800人が今年卒業を迎えたということです。