八代さんが校歌作った八代清流高校 悲しみの声
01月10日 17時03分
八代亜紀さんが作詞・作曲した校歌がある八代市の高校では訃報を受け、悲しみの声が聞かれました。
八代亜紀さんのふるさと八代市にある八代清流高校は、学校創立の前の年の2011年に校歌の作詞・作曲を八代さんに依頼しました。
高校によりますと、八代さんはおよそ1年かけて校歌を作りました。
出来上がった校歌は1番から3番まであります。
一日一日を大事に生きることの大切さや、ふるさと・八代への思いをつづっています。
学校は報酬の支払いを申し出ましたが、八代さんは「生徒のために使ってほしい」と話し、受け取らなかったということです。
学校はそのお金を積み立てて、生徒への奨学金として活用しています。
校歌を作ったあとも八代さんは積極的に交流を続け、八代市を豪雨が襲った4年前、夏の県大会で勝ち進んだ野球部の生徒たちに祝電を送ったということです。
おととし9月には創立10周年を記念して八代さんを招いたトークショーが開かれ、八代さんは在校生や卒業生と交流したほか、生徒たちと一緒に校歌を歌ったということです。
山下弘昭教頭は「おととしのトークショーから1年ちょっとしかたっておらず、あまりに突然の訃報だったので、生徒とともにとても驚きました。八代さんは気さくな人で、今後も交流したいと思っていたので残念です」と話していました。