2024年1月11日 20時41分
石川県によりますと、11日午後2時の時点で、県内で、あわせて213人の死亡が確認されたということです。
また、県は安否が分かっていない人として、37人の氏名や年齢などを公表し広く情報の提供を求めています。
各地の被害について、随時更新でお伝えしています。
目次
《石川県》
213人死亡「災害関連死」の疑い8人(午後2時)
《石川県》
213人死亡「災害関連死」の疑い8人(午後2時)
石川県によりますと、11日午後2時の時点で、県内で、あわせて213人の死亡が確認されたということです。
珠洲市で98人、輪島市で83人、穴水町で20人、七尾市で5人、能登町で4人、志賀町で2人、羽咋市で1人となっています。
このうち、「災害関連死」の疑いは、これまでに珠洲市の6人、能登町の2人のあわせて8人となっています。
内閣府によると、「災害関連死」は、地震の揺れや津波などによる直接的な被害で亡くなるのではなく、その後の避難生活などで病気などが悪化したり、体調を崩したりして命が失われるケースを言います。
また、重軽傷者は、県内全体で少なくとも567人にのぼっています。
安否不明者37人(午後2時)
県は11日午後2時の時点で、安否が分かっていない人として、37人の氏名や年齢などを公表し、広く情報の提供を求めています。
今回の地震では、救助や捜索活動が続く一方、石川県内でどれだけの人が被害にあったのかは依然、分かっておらず、県は、被害を受けた地域にいたとみられる人の所在の確認を進めています。
県は11日午後2時の時点で、家族や親族などからの情報をもとに、自治体を通じてまとめた安否が分かっていない人、あわせて37人の名前、住所、性別、年齢、または年代を公表しました。
それによりますと、自治体ごとの内訳は
▽輪島市が33人
▽珠洲市が3人
▽七尾市が1人です。
年齢は、わかっている人で20歳から97歳となっています。
県は、この中には、転居などで連絡が取れないものの無事だった人が含まれている可能性があるとして、広く情報の提供を求めています。
連絡先は石川県危機対策課、076-225-1306です。
能登半島地震 安否不明者一覧
避難所に避難 2万3650人(午後2時)
石川県によりますと、県内の市や町が設ける避難所に避難している人は、400か所で2万3650人となっています。
自治体別にみると
▽金沢市が6か所で192人
▽七尾市が28か所で2008人
▽輪島市が167か所で1万562人
▽珠洲市が67か所で5319人
▽羽咋市が1か所で91人
▽かほく市が2か所で42人
▽津幡町が1か所で33人
▽内灘町が4か所で123人
▽志賀町が14か所で861人
▽宝達志水町が1か所で29人
▽中能登町が3か所で97人
▽穴水町が44か所で1884人
▽能登町が62か所で2409人となっています。
このほか県は、高齢者や妊婦など、配慮が必要な被災者とその家族を優先して旅館やホテルなど、「2次避難所」への受け入れを進めています。
加賀市と小松市にある旅館とホテル、あわせて7か所の2次避難所には227人が避難しているほか、被災者を一時的に受け入れる「1.5次避難所」である金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」には、161人が避難しています。
少なくとも1929棟の住宅被害確認(午後2時)
石川県によりますと、11日午後2時時点で県内では穴水町などで、少なくとも1929棟の住宅被害が確認されたということです。
一方、輪島市と珠洲市、かほく市、内灘町でも、多数の住宅に被害が出ていますが、依然として全体状況は把握できていないとしています。
自治体別にみると
▽金沢市で全壊が4棟
▽七尾市で全壊が225棟
▽加賀市で全壊が5棟、半壊が12棟、一部破損が98棟
▽羽咋市で全壊が15棟
▽白山市で一部破損が33棟
▽能美市で半壊が1棟、一部破損が76棟
▽野々市市で一部破損が5棟
▽川北町で一部破損が1棟
▽志賀町で全壊が8棟、半壊が15棟、一部破損が16棟、床上浸水が6棟、床下浸水が5棟
▽中能登町で全壊が20棟、半壊が11棟、一部破損が21棟
▽能登町で全壊が352棟、半壊または一部破損が多数
▽穴水町で全壊または半壊または一部破損が1000棟となっています。
能登町 避難所で体調不良訴える人増加 「災害関連死」の疑いも