masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

【被害状況 8日】石川県で161人死亡 安否不明者103人

【被害状況 8日】石川県で161人死亡 安否不明者103人(9時)
2024年1月8日 11時01分 


能登半島地震から8日で1週間です。
石川県ではこれまでに161人の死亡が確認され、いまも被害の全容がつかめないなか、安否が分からない人の捜索や必要な物資を届けるための道路の復旧などが急がれています。

各地の被害について、随時更新でお伝えしています。

目次
《石川県》

建物被害

《石川県》 


石川県によりますと、8日午前9時の時点で、県内であわせて161人の死亡が確認されたということです。

輪島市で70人、珠洲市で70人、穴水町で11人、七尾市で5人、能登町で2人、志賀町で2人、羽咋市で1人となっています。

また、重軽傷者は県内全体で少なくとも565人にのぼっています。


安否不明者103人
石川県は、住民基本台帳をもとに8日午前9時の時点で安否が分かっていない人として103人の氏名や年齢などを公表し広く情報の提供を求めています。

今回の地震では救助や捜索活動の一方、石川県内でどれだけの人が被害にあったのかは依然、わかっておらず、県は住民基本台帳に基づいて、被害を受けた地域にいたとみられる人の所在の確認を進めています。

県は、情報の収集を急ぐため、8日午前9時の時点で安否が分かっていない人、あわせて103人の名前、住所、性別、年齢または年代を公表しました。

それによりますと、自治体ごとの内訳は、珠洲市48人、輪島市31人、穴水町11人、金沢市5人、七尾市3人、津幡町3人、志賀町1人能登町1人です。

年齢は、わかっている人で8歳から95歳となっています。

県は、この中には同姓同名の人が複数いて、同一人物の可能性があるほか転居などで連絡が取れないといった人が含まれている可能性があるとして、広く情報の提供を求めています。

連絡先は石川県危機対策課、076-225-1306です。

能登半島地震 安否不明者103人一覧表はこちら


輪島市
亡くなった人が最も多い輪島市では、観光名所として知られる市中心部の「朝市通り」周辺で地震のあとに大規模な火事が発生し、およそ200棟が焼失しました。

そのほか、広い範囲で建物が倒壊するなどしていて市も被害の全容を把握できていないのが現状です。

また、7日午後2時の時点で、市内のほぼ全域となるおよそ1万戸で断水が続いているほか、午後6時の時点でおよそ7800戸で停電が解消されていません。

こうしたなか、160か所の避難所で1万2000人近い人が避難生活を続けています。

さらに、道路が通れなくなるなどして孤立している地区も多くあり、石川県が把握しているだけで13地区などに上っています。

支援が必要な集落もあり実態の把握と孤立状態の早期解消が喫緊の課題となっています。

珠洲市
輪島市に次いで亡くなった人が多いのが珠洲市です。

珠洲市では7日午後2時の時点で市内の62の避難所に6800人あまりが避難しているほか孤立状態の地区が残っています。

また、およそ4800戸で断水が続いているほか、およそ6400戸で停電が続いています。

津波の被害も深刻で、国土交通省によりますと、隣接する能登町とあわせて、少なくとも120ヘクタールが浸水したということです。

ただ、津波の被害については市や県が把握できていない部分も多く、さらに広がる可能性があります。

建物被害 
石川県によりますと、8日午前9時時点で県内では穴水町などで、少なくとも1401棟の住宅被害が確認されたということです。

一方、輪島市珠洲市かほく市内灘町、それに能登町でも、多数の住宅に被害が出ていますが依然として全体状況は把握できていないとしています。

自治体別にみると
金沢市では全壊が4棟、
七尾市では全壊が225棟、
加賀市では全壊が5棟、半壊が6棟、一部破損が49棟、
羽咋市では全壊が15棟、
川北町では一部破損が1棟、
志賀町では全壊が8棟、半壊が15棟、一部破損が16棟、床上浸水が6棟、床下浸水が5棟、
中能登町では全壊が20棟、半壊が10棟、一部破損が16棟、
穴水町では全壊または半壊または一部破損が1000棟となっています。

一方、▽輪島市と▽珠洲市、▽かほく市、▽内灘町、▽能登町では多数の住宅に被害が出ていますが、現在も全体状況は把握できていないとしています。

新潟県
能登半島地震で、新潟県では長岡市震度6弱の揺れを観測したほか上越市などの沿岸には津波が押し寄せ、浸水被害も出ました。

新潟県によりますと、7日時点でけが人は47人、被害が確認された住宅は928棟に達しています。

一方、強く長い揺れによって各地で液状化が発生し、新潟市西区では住宅や学校などに被害が相次いでいます。

富山県》 
富山県内では7日時点で150人余りが避難生活を余儀なくされ、5100戸余りで断水が続いていて、生活再建が課題となっています。

今回の地震富山県では最大で震度5強の揺れを、また、富山市で80センチの津波を観測しました。

【県外犠牲者】
富山県では、いずれも富山市に住む中学1年の男子生徒と、30代の女性の合わせて2人が、石川県に帰省中に被災して亡くなりました。

【県内けが人】
また、県によりますと、県内では7日時点で、41人がけがをして、このうち3人が重傷です。
市町村別では、▽富山市で16人▽氷見市で9人などとなっています。

【住宅被害】
住宅では氷見市で全半壊が38棟となるなど、合わせて704棟で被害が確認されています。

【断水】
氷見市で5100戸、▽小矢部市で28戸で断水が続いていて、各地に給水所が設置されています。

【避難】
15の避難所で158人が避難生活を余儀なくされていて、市町村別では
氷見市が72人、▽高岡市が47人、▽射水市が34人などとなっています。

地震から1週間となりますが、避難生活や断水が長期化していて、被災した人たちの生活再建が課題となっています。