masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

【被害状況 10日】石川県で206人死亡 安否不明者52人(14時)


【被害状況 10日】石川県で206人死亡 安否不明者52人(14時)
2024年1月10日 15時52分 

石川県によりますと、10日午後2時の時点で、県内で、あわせて206人の死亡が確認されたということです。

また県は、安否が分かっていない人として、52人の氏名や年齢などを公表し広く情報の提供を求めています。


各地の被害について、随時更新でお伝えしています。

目次
《被害状況》

石川県 206人死亡「災害関連死」の疑い8人(午後2時) 

石川県によりますと、10日午後2時の時点で、県内で、あわせて206人の死亡が確認されたということです。

珠洲市で91人、輪島市で83人、穴水町で20人、七尾市で5人、能登町で4人、志賀町で2人、羽咋市で1人となっています。

このうち、新たに能登町の1人について、石川県は、「災害関連死」の疑いがあると発表しました。これで「災害関連死」の疑いは、▼珠洲市の6人、▼能登町の2人のあわせて8人となりました。

内閣府によりますと、「災害関連死」は、地震の揺れや津波などによる直接的な被害で亡くなるのではなく、その後の避難生活などで病気などが悪化したり、体調を崩したりして命が失われるケースを言います。

また、重軽傷者は、県内全体で少なくとも567人にのぼっています。

NEW
安否不明者52人(午後2時)
県は、10日午後2時の時点で、安否が分かっていない人として、52人の氏名や年齢などを公表し、広く情報の提供を求めています。

今回の地震では、救助や捜索活動が続く一方、石川県内でどれだけの人が被害にあったのかは依然、分かっておらず、県は、被害を受けた地域にいたとみられる人の所在の確認を進めています。

県は、10日午後2時の時点で、家族や親族などからの情報をもとに、自治体を通じてまとめた安否が分かっていない人、あわせて52人の名前、住所、性別、年齢、または年代を公表しました。

それによりますと、自治体ごとの内訳は、輪島市が41人、珠洲市が7人、七尾市が2人、能登町金沢市がそれぞれ1人です。年齢は、わかっている人で20歳から97歳となっています。

県は、この中には、転居などで連絡が取れないものの無事だった人が含まれている可能性があるとして、広く情報の提供を求めています。連絡先は石川県危機対策課、076-225-1306です。

能登半島地震 安否不明者一覧
《建物被害》


少なくとも1798棟の住宅被害確認 
石川県によりますと、10日午前9時時点で県内では穴水町などで、少なくとも1798棟の住宅被害が確認されたということです。

一方、輪島市珠洲市かほく市内灘町でも、多数の住宅に被害が出ていますが、依然として全体状況は把握できていないとしています。

自治体別にみると
金沢市では全壊が4棟
七尾市では全壊が225棟
加賀市では全壊が5棟、半壊が10棟、一部破損が89棟
羽咋市では全壊が15棟
川北町では一部破損が1棟
志賀町では全壊が8棟、半壊が15棟、一部破損が16棟、床上浸水が6棟、床下浸水が5棟
中能登町では全壊が20棟、半壊が11棟、一部破損が16棟
能登町では全壊が352棟で、半壊または一部破損が多数
穴水町では全壊または半壊または一部破損が1000棟となっています。

建物被害 5000近くか 民間会社が衛星画像で分析
民間の測量会社「パスコ」はフランスの人工衛星が2日、輪島市の中心部や珠洲市など、能登半島の8つの地域を撮影した画像を地震前の画像と比較し、住宅やビル、倉庫なども含む建物被害の状況を詳しく分析しました。

その結果、輪島市中心部や珠洲市の沿岸部などを中心に、倒壊していたり建物の一部が道路上にはみ出たりするなどの被害が出ている可能性のある建物は少なくとも4865に上ることが分かりました。

詳しい内訳は▽市役所周辺など輪島市中心部で1227、▽輪島市門前町で714、▽珠洲市能登町で1136、▽穴水町で265、▽七尾市志賀町中能登町で1523となっています。

このうち「全壊」と判別された建物は1765に上っています。

全壊の建物が最も多かった輪島市の中心部では大規模な火災があった「朝市通り」周辺のほか、広い範囲で建物の倒壊が起きていることが分かりました。

また、珠洲市では宝立町の海岸沿いで多くの建物の流出が確認できますが、浸水エリアの外でも多くの建物が倒壊していて、宝立町金峰寺では複数の住宅が崩れていました。

石川県は全容を把握できていないしたうえで、午前9時点での住宅被害は少なくとも1798棟としていて、調査結果はそれを大きく上回っている可能性を示しています。

ただ、分析範囲は能登半島の一部にとどまるほか、衛星画像上で被害がないように見えても実際には被害が出ている可能性もあり、被害を受けた建物はさらに多いとみられます。