2020/3/18 21:21 (2020/3/18 21:21 更新)
西日本新聞 佐藤 倫之
復旧工事が進む阿蘇神社の楼門の前で、復興を願って行われた火振り神事
＝18日午後7時すぎ、熊本県阿蘇市（撮影・帖地洸平） 拡大
熊本県阿蘇市の阿蘇神社で18日、早春の伝統行事「火振り神事」（御前＝ごぜ＝迎え）があった。
燃えるカヤ束を円形に振り回し、神の結婚の儀式を祝う行事。例年参拝客も参加するが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、火振り役は関係者に限られ、規模を縮小した。
4年前の熊本地震からの復興に加え、感染禍終息の願いも込められた。
境内では、地震で倒壊した神社のシンボル・楼門（国指定重要文化財）の再建工事も進む。
幾筋もの炎の輪は、作業シートに覆われた工事現場の姿も浮かび上がらせた。（佐藤倫之）
