阿蘇神社 来月の完成を前にシンボルの「楼門」の囲い外される
11月18日 15時13分
熊本地震で被災し、復旧が続く熊本県阿蘇市の阿蘇神社では、来月の完成に向けて工事が最終盤を迎えている神社のシンボル「楼門」の囲いが外され、全景が見られるようになりました。
7年前の熊本地震で被災し復旧工事が続いている阿蘇市の阿蘇神社では、神社のシンボルで国の重要文化財に指定されている「楼門」の工事が最終盤を迎えています。
「楼門」の外側には、高さおよそ1メートル80センチの工事用の囲いがありましたが、18日までにすべて外され、参道からは「楼門」の全景が見られるようになりました。
18日は土曜日とあって、神社には多くの観光客や家族連れがみられ、完成間近の「楼門」の姿をじっくり眺めたり、笑顔で記念写真を撮ったりしていました。
息子の七五三のために訪れた母親は「崩れた楼門の様子も見ているので、囲いが外された楼門の前で息子の七五三を祝うことができてとてもうれしいです。自分も、かつてここで七五三の写真を撮ったので、感慨深いです」と話していました。
神社の近くで長年、時計店を営む男性は「囲いが外れて、元の姿を取り戻したなと感じました。楼門には改めて威厳を感じます」と話していました。
来月7日には「楼門」の完成を祝う式典が予定されていて、「くぐり初め」が行われるということです。