masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本地震で被災 阿蘇神社の「楼門」復旧 完成祝う式典


熊本地震で被災 阿蘇神社の「楼門」復旧 完成祝う式典

熊本地震で被災した阿蘇市阿蘇神社で、国の重要文化財に指定され、神社のシンボルになっている「楼門」の完成を祝う式典が7日行われました


7年前の熊本地震で、阿蘇市阿蘇神社は国の重要文化財に指定され、神社のシンボルとなっている「楼門」が倒壊するなど大きな被害を受け、復旧工事が続いてきました。

工事は今月初めに終わり、7日、楼門の前では神社や工事の関係者などおよそ300人が参列して、完成を祝う式典が行われました。

地元の人たちも見守る中、神職が工事の完了を「祭神」に報告し、楼門をおはらいしました。

このあと、神社の祭りで歌われる祝いの歌を地元の保存会が奉納しました。

続いて「くぐり初め」の神事が行われ、地震以来、およそ7年8か月ぶりに楼門を通ることができるようになりました。

神職などに続き、地元の人などが次々と楼門をくぐり、多くの人が楼門の姿を見上げたり、感慨深げに眺めたりしていました。

阿蘇神社の阿蘇惟邑宮司は「みなさんのご支援があり、荘厳で、りんとしたたたずまいの楼門を復旧することができました。地震の直後に『神社が身代わりになってくれた』と言っていただいた心づかいに感謝し、みなさんのよりどころになる神社として誠心誠意奉仕していきたい」と話していました。

息子とともに訪れた阿蘇市の50代の女性は「神社は心のよりどころで、きょう、たくさんの人が来ているのを見て、とてもうれしいです。古い材木と新しい技術が一緒になって、これから先もずっと見守ってくれると思います」と話していました。

阿蘇市の70代の男性は「子どものころから遊んでいた楼門を再びくぐれるようになって感無量です。あれだけ壊れてしまったのに、皆さんの力で立派に復旧していただいたと思います」と話していました。