05月03日 16時28分
熊本市は、新型コロナウイルスに感染し、医療機関に入院していた６０代のタクシー
運転手の男性が３日死亡したと発表しました。
熊本県内で、新型コロナウイルスに感染して死亡した人は２人となりました。
熊本市によりますと、死亡したのは、熊本市北区に住む６０代のタクシー運転手の男性です。
男性は、４月１１日にけん怠感を訴えたあと、先月１５日に感染が確認され、
熊本市内の医療機関に入院し酸素を投与するなどの治療を受けていましたが容体が
悪化し、３日午前、新型コロナウイルスによる肺炎で死亡したということです。
熊本市によりますと、男性は基礎疾患があったということですが、詳しい病状などは、
遺族の同意が得られていないとして公表していません。
この男性の接触者は、検体検査の結果すべて陰性で、感染経路はわかっていないということです。
熊本県内では、これまでに４７人の感染が確認されていて、死亡した人は２人となりました。
熊本市の大西一史市長は、３日の記者会見で「感染症の恐ろしさを再認識し、市民１人１人が
予防に努めてほしい。大型連休中に外出も十分にできないなど、苦労も多いと思うが、
今しばらくの我慢が感染拡大を抑えるためには重要だ」と呼びかけていました。
