01月07日 20時02分
熊本県内では、7日、新たに６３人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表がありました。
感染が確認されたのは、熊本市で３４人、そのほかの市と町で２９人で、合わせて６３人です。
このなかには、熊本県農林水産部に所属する５０代の県職員が含まれ、教職員と警察官を除いた県職員としては初めての感染確認となります。
県によりますと、7日、新たに感染が確認された人の中には、年末年始に、東京や福岡などから帰省した人が感染しいて、さらに家族や知人に感染を広げるケースが多く見られたということです。
県は、「年末年始に感染急増地域から帰省した人が地元で会食するなどして感染が広がっているのが表面化している状況だ」と分析しています。
そのうえで、県は、「帰省関係の感染は年末年始が終わり、今後、落ち着く見込みだが、本格的な人の往来が始まった今月４日以降の感染状況がこれから現れてくるので、影響がどれほど出てくるのか注視する必要がある」としています。
また、7日、熊本市で２人、玉名市で１人の合わせて３人の死亡が確認され、県内で亡くなった人は、合わせて２８人となりました。
一方、熊本市は中央区の「水前寺とうや病院」で、県内２９例目となるクラスターが発生したと発表しました。
これまでに患者や職員など合わせて１０人の感染が確認され、ほかに３０人ほどの検査を予定しています。
熊本市は、「重症化リスクの高い人が利用する施設でクラスターが発生し危機感を持っている」として改めて、感染リスクの高い高齢者などに外出自粛を呼びかけています。
