５人感染 県は週明け解除検討へ
02月12日 18時30分
県内では、１２日新たに５人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。
熊本市の病床使用率が２５％を下回るなど県内の感染状況は改善傾向で、このまま改善が進んだ場合、県は、週明けの月曜日、１５日にも県独自の緊急事態宣言を前倒しで解除するかどうか、検討する考えです。
１２日感染が確認されたのは、芦北町が３人、熊本市と人吉市がそれぞれ１人の合わせて５人となっています。
このうち芦北町で感染が確認されたのはいずれも町内の障害者支援施設「みつば学園」の入所者で、５０代の女性でした。
これで県内で感染が確認されたのは、延べ３４０３人となりました。
県によりますと、１０日までの１週間に確認された新規の感染者は３０人で、先月中旬のピーク時の５５８人に比べて、１８分の１の水準にまで減少しました。
１２日時点の県全体の病床使用率は１８.６％、熊本市の病床使用率は２３.６％となり、いずれも政府の分科会が示すステージ３の基準の２５％を下回りました。
熊本県の木村副知事は「改善傾向にあるが、この傾向が続くか見極めたい」と述べ、次の土曜日と日曜日の感染状況も踏まえ、確かな改善傾向になるのか慎重に判断する考えを改めて示しました。
そのうえで木村副知事は、来週月曜日の１５日にも対策本部会議を開く方向で調整していることを明らかにし、それまでに改善傾向の持続が確認できた場合には、県独自の緊急事態宣言を前倒しで解除するかどうか検討する考えです。
