2021年2月14日 21時15分 福島宮城地震被害
各地の消防などによりますと、この地震でこれまでに東北と関東で合わせて153人がけがをしたということです。
東北では▽福島県で81人、▽宮城県で55人、▽山形県で1人がけがをしました。
関東では▽栃木県で7人、▽茨城県で3人、▽千葉県と埼玉県でそれぞれ2人、▽神奈川県と群馬県でそれぞれ1人がけがをしたということです。
福島 けが人81人
このうち、福島県では81人がけがをしました。
▽福島市と郡山市が13人と最も多く、
次いで、
▽伊達市が8人
▽矢吹町が7人
▽相馬市と国見町が5人
▽須賀川市が5人
▽鏡石町と桑折町が4人
▽いわき市と南相馬市が3人
▽白河市と新地町が2人
▽二本松市、本宮市、川俣町、石川町、小野町、天栄村、玉川村が1人となっています。
このうち、郡山市で67歳の女性が右足の骨を折っているほか、福島市の2人も左足の骨を折っているとみられ、いずれも重傷だということです。
宮城 けが人55人
宮城県では55人がけがをしたということです。
市町村別では、
▽仙台市が最も多く29人、
▽白石市で6人、
▽大崎市で4人などとなっています。
このうち6人が重傷だということですが、いずれも命に別状はないということです。
山形 けが人1人
山形県では新庄市の80代の女性が外に出ようとして足首をひねり、軽いけがをしたということです。
栃木 けが人7人
栃木県によりますと、県内では7人がけがをしました。
那須烏山市では、90代の男性がベッドから落ちて、太ももをけがして、骨折の疑いがあるほか、80代の女性は、地震直後に自宅から屋外に出ようとしたところ転んで、足首と肩の関節を痛める軽いけがをしたということで、2人はいずれも病院に運ばれました。
栃木市では、80代の男性が停電している自宅で転び腰の骨を折るけがをしたほか、70代の男性が地震直後に自宅から外に出ようとした際に転んで、額を打つ軽いけがをしたということです。
茨城 けが人3人
茨城県では、県や消防によりますと、3人がけがをしたということです。
桜川市で自宅にいた90代の男性の額に壁から落ちてきた額が当たり、出血したほか、龍ケ崎市でも自宅にいた20代の女性が落ちてきた物で頭にけがをしたということです。
千葉 けが人2人
千葉県によりますと、震度3を観測した君津市で、13日夜、80代の女性が地震に驚いて自宅で部屋の明かりをつけようとした際に転倒して足の付け根の骨を折る大けがをし、病院に運ばれて入院したということです。
また、震度4を観測した浦安市で13日夜、50代の女性が地震に驚いて家の外に出ようとしたとろ、一時的に意識を失い病院に搬送されました。
その後、意識は回復し、大きなけがはないということです。
埼玉 けが人2人
埼玉県によりますと、震度4を観測した東松山市で80代の女性が地震の際に階段から落ちて重傷だということです。
また、震度3を観測した越谷市では70代の女性が自宅で階段から転落し、肩を打つ軽いけがをしたということです。
群馬 けが人1人
群馬県によりますと、渋川市で80代の女性が地震に驚いてベッドから落ち、頭を打つなどして軽いけがをしたということです。
神奈川 けが人1人
横浜市によりますと、震度4の揺れを観測した戸塚区の84歳の女性が自宅で転倒し、壁に頭をぶつけて病院に搬送されたということです。
けがの程度は軽いということです。