masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

草千里焦がす野焼きの炎 

草千里焦がす野焼きの炎 阿蘇市で71ヘクタールに火入れ
2021/3/25 19:00 (JST)
©株式会社熊本日日新聞社

野焼きの炎と煙に包まれた草千里一帯=阿蘇市

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阿蘇山上の草千里で25日、春を呼ぶ野焼きがあった。
熊本県阿蘇市と南阿蘇村の3地区の牧野組合員や公益財団法人阿蘇グリーンストックのボランティアら約120人が参加し、約71ヘクタールに火入れした。
多くの観光客が訪れる草千里では、防疫目的で牛の放牧を中止したことから、草原の一部が低木化。
県が野焼きの再開を呼び掛け、2016年に半世紀ぶりに復活した。
今年は雨天により3回延期。この日は好天に恵まれ、枯れ草にバーナーで点火すると、勢い良く炎が草原に燃え広がり、白い煙を巻き上げながら一帯を真っ黒に染め上げた。
赤水原野管理組合の小坂今朝和組合長(69)は「無事に火入れできて良かった。美しい阿蘇の草原を多くの人に見てもらいたい」。
今月、県外から合志市に引っ越してきた会社員の谷口良輔さん(43)は「地元の方やボランティアの力で草原が維持されていることを肌で感じた。緑の草原になった頃にまた来たい」と話した。(東誉晃)