七間、田子櫓を解体復旧へ 地震被災の熊本城国重文、市検討委が方針了承
2021/3/26 14:00 (JST)
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熊本市役所から見た熊本城。天守閣と本丸御殿の手前にあるのが、解体復旧方針が決まった櫓群（左から田子櫓、
七間櫓、十四間櫓、四間櫓、源之進櫓）＝熊本市中央区
熊本市は２５日、熊本地震で被災した熊本城内の国重要文化財で復旧方針が決まっていなかった櫓［やぐら］群５棟のうち、七間［しちけん］櫓と田子［たご］櫓をいったん解体して復旧する方針を明らかにした。
ほかの源之進［げんのしん］櫓、四間［よんけん］櫓、十四間［じゅうよんけん］櫓は、被害が比較的小さいことなどから、必要な部分のみ解体して修理する。
城彩苑多目的交流施設（同市中央区）で同日開かれた、有識者による熊本城文化財修復検討委員会（委員長・山尾敏孝熊本大名誉教授、１１人）で了承された。
これで城内に１３棟ある国重文の解体復旧方針が出そろった。
